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皆さんこんにちは!
北海道札幌市を拠点に老朽化した建物の改修工事や解体工事などの現場にて、斫り工事や産業廃棄物の運搬などを行っている
有限会社シバヤマ工業、更新担当の富山です。
テーマ:それぞれの現場にベストな解体方法とは?
「解体工事雑学講座」第2回のテーマは、
「解体工事の種類」 についてです。
「解体工事」と一言でいっても、実際には建物の構造や立地条件、工事の目的によって様々な工法があります。
例えば、リフォームのために一部だけ解体する場合と、大型ビルを取り壊す場合では、求められる技術や手順がまったく異なります。
今回は、代表的な解体工事の種類と特徴を詳しく解説していきます。
内装解体工事は、建物の構造部分は残したまま、内部だけを解体する工事です。
対象範囲:壁・床・天井・設備(配管や空調など)
用途:リフォーム、リノベーション、テナントの原状回復
特徴:
建物の構造体に影響を与えない
騒音や粉塵が比較的少ない
工期が短く済む
ビルや商業施設、飲食店などの入れ替わり時には、必ずと言っていいほど行われる工事です。
最近では、**「スケルトンリフォーム」**という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?これはまさに、この内装解体を含んだ工事です。
これは建物全体を取り壊し、更地に戻す工事を指します。
対象:木造住宅、ビル、工場、倉庫など
特徴:
基礎部分まで撤去し、敷地全体を整地
重機(バックホー、ブレーカー)や手作業を併用
工事前にライフライン(電気・ガス・水道)の切り離しが必須
解体工事の中でも最も一般的な工法で、次の建設に向けた重要なステップです。
近隣への影響を最小限に抑えるため、騒音・振動・粉塵対策はしっかりと行う必要があります。
鉄筋コンクリート(RC)造の建物は、木造や鉄骨造と比べて強度が非常に高いため、専門技術が不可欠です。
工法:
大型重機での破砕
コンクリート圧砕機、油圧カッターを使用
特徴:
鉄筋とコンクリートを分別回収
粉塵飛散防止のために散水を徹底
騒音・振動対策が重要
RC造の建物は解体費用や工期も比較的高めですが、その分、リサイクル資源(鉄筋や砕石)として活用できる材料が豊富です。
1970年代~90年代に建てられた建物には、断熱材や吹付材にアスベスト(石綿)が含まれている場合があります。
特徴:
アスベストは吸入すると人体に有害
厚生労働省の基準に基づき、完全密閉した空間で作業
作業員は防護服・専用マスクを着用
アスベスト含有建材の除去は、法令で厳格に管理されており、専門資格を持った業者しか対応できません。
安全と環境を守るため、非常に慎重な対応が求められます。
手壊し解体:狭い敷地や隣接建物との距離が近い場合、重機が入れないため手作業で解体。
爆破解体:海外ではビルを一気に取り壊す方法として有名ですが、日本では周囲の安全性や規制によりほとんど使われません。
解体とリサイクル一体型工事:近年は、解体時に資源回収率を高める仕組みが重視されています。
解体工事は、ただ壊すだけの作業ではなく、建物の構造・立地・環境に応じて最適な方法を選ぶ必要がある高度な専門工事です。
さらに、近年は環境配慮・リサイクル・安全対策が重要視されており、解体業界は年々進化しています。
次回もお楽しみに!
有限会社シバヤマ工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
北海道札幌市を拠点に老朽化した建物の改修工事や解体工事などの現場にて、斫り工事や産業廃棄物の運搬などを行っております。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
皆さんこんにちは!
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有限会社シバヤマ工業、更新担当の富山です。
暑さ厳しい折、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
現場も気温に負けず、元気に稼働中です!
今月からブログ更新頑張っていきます!
テーマ:建物を壊す、その先にある価値とは?
今回から始まる「解体工事雑学講座」シリーズの記念すべき第1回。
テーマはズバリ、
「解体工事とは?その役割と重要性について」 です!
「解体工事」と聞くと、ただ建物を壊すだけの作業を想像する方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際には “都市の再生” や “資源の循環”、そして “安全な街づくり” に欠かせない非常に重要な工程です。
では、なぜ解体工事は必要なのか?どんな役割を果たしているのか?詳しく見ていきましょう。
解体工事は、新しい建物を建てるための最初のステップです。
古い住宅やビル、老朽化した工場を取り壊すことで、更地を作り、次の利用へとつなげます。
住宅地の再開発 → 古い家屋を撤去し、新しい戸建てやマンションを建設
商業施設やオフィスビルの建設 → 地域経済を活性化
公共施設の改修・整備 → 街全体の利便性アップ
つまり、解体工事は「街のリニューアル」を支える存在であり、都市計画や地域発展に不可欠な役割を担っています。
解体によって発生する廃材は膨大です。
木材、金属、コンクリート、ガラスなど、これらを単純に廃棄するのではなく、資源として再利用することが求められています。
木材 → チップや燃料に再利用
金属 → 精錬して再生資源に
コンクリート → 砕石にして道路や埋め戻し材に利用
こうした取り組みは、CO₂排出量の削減や産業廃棄物の減少につながり、環境保護に直結します。
「解体工事=壊すだけ」ではなく、資源を生かす工事という考え方が、今のスタンダードになっているのです。
解体工事には、高い専門性と技術力が必要です。
構造の理解 → 鉄骨造・鉄筋コンクリート造・木造で工法が異なる
危険予知 → 倒壊リスク、アスベストなど有害物質の処理
周辺環境への配慮 → 騒音・振動・粉塵を最小限に抑える
さらに、解体工事は重機の操作技術や最新の安全対策が不可欠。
例えば、
騒音・振動対策のための防音パネル設置
粉塵対策のための散水システム
アスベスト除去などの特殊処理
解体工事の現場は、見た目以上に「綿密な計画と技術の集合体」なのです。
老朽化した建物は、地震や台風時に倒壊の危険があります。
そのため、解体工事は単に新しい建物を建てるためだけでなく、地域の安全を守る役割も果たしているのです。
倒壊事故を未然に防ぐことは、防災・減災の観点からも非常に重要です。
解体工事は、単なる「取り壊し作業」ではなく、地域の再生・資源循環・安全性の確保という3つの大きな使命を担っています。
これからの時代、解体工事は “環境にやさしい工事” として進化し続け、スマートシティや再生可能エネルギーとの連携も期待されています。
次回もお楽しみに!
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